厚生労働省には、雇用に関するさまざまな助成金があり、その１つに教育訓練実施等を通じて事業主等に助成される『人材開発支援助成金』があります。下記４つのコースの主な内容は厚労省ホームページをご確認ください。https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000342689.pdf

他にも建設労働者や障害者を対象としたコースもあります。

＜一般訓練コース＞　　　正社員の職務に必要な知識・技能の向上！

職務に関連した知識・技能を習得させるための２０時間以上の訓練が対象
【助成額】※生産性要件を満たす場合、下記助成額よりさらに加算
① 賃金助成：１時間あたり３８０円
② 訓練経費助成：実費相当額の３０％

＜特定訓練コース＞　　「一般訓練コース」よりも高い助成率！

以下の訓練を行うことが要件です。
【対象訓練】訓練時間数が１０時間以上の「労働生産性向上訓練」「若年人材育成訓練」「熟練技能育成・承継訓練」「グローバル人材育成訓練」または必要な訓練時間数を満たした「雇用型訓練」
【助成額】※生産性要件を満たす場合、下記助成額よりさらに加算
① 賃金助成：１時間あたり７６０円（中小企業以外３８０円）
② 訓練経費助成：実費相当額の４５％（中小企業以外３０％）※「雇用型訓練」一部は別の定め
③ ＯＪＴ実施助成：１時間あたり６６５円（中小企業以外３８０円）

＜教育訓練休暇付与コース＞　　自発的な教育訓練を促進するために！

「Ⅰ.教育訓練休暇制度（３年間に５日以上）」または「Ⅱ.長期教育訓練休暇制度（３０日間以上）」導入
【助成額】※生産性要件を満たす場合、下記助成額よりさらに加算
上記「Ⅰ」の場合⇒制度導入・実施助成：３０万円
上記「Ⅱ」の場合⇒①経費助成：２０万円
②賃金助成：１人１日あたり６，０００円　※上限の定めあり

＜特別育成訓練コース＞　　非正規の社員を育成するために！

有期雇用労働者等を対象とした「一般職業訓練」「有期実習型訓練」「中小企業等担い手育成訓練」
【助成額】※生産性要件を満たす場合、下記助成額よりさらに加算
① 賃金助成：１時間あたり７６０円（中小企業以外４７５円）
② 経費助成：実費（上限の定めあり）
③ ＯＪＴ実施助成：１時間あたり７６０円（中小企業以外６６５円）

「能力を身に付けたい」「良い仕事をしたい」など従業員のモチベーション向上や、会社の生産性向上、作業の効率化、などにもつながっていきます。ぜひ助成金など活用し、従業員の「能力開発」を応援していきましょう★